ラブリーホーム*先生の青③





黙りこんだ私に
先生はもう一度、訊く



「オレのこと好き?」



「………わか…んない」



軽く『好き』なんて言える余裕は私のどこにもない


とりあえず『好き』って言えない自分が子供っぽいバカに思える


先生は仲直りしようよって
言ってるのに


これ以上、突き詰めても
答えが出ないなら
もう丸くおさめるべきなのに


私を好きだと言った先生に
嘘はもう感じてない


もともと こういう人なんだ
私は知ってたはずなのに



ああ、ダメ
自分の気持ちがまとまらない
モヤモヤが気持ち悪い



そっと先生の指が頬を撫でる



目を合わせると
まるで叱られた子供みたいな
表情をしてる



ゆっくり唇が近づいてくる間
目をつぶるべきという私と
顔をまた背けたい気持ちで
迷った


これ以上、先生を拒絶して
何になる?





「………ふ、ふげ………
ふ、……んぎ――――――」




青波の泣き声に
唇が重なる前
先生がピタリと止まる



ホッとした私に
先生は気づいちゃったかな



「ああ、もう、青波」



よっ、て先生は布団から出て
青波を抱き上げ



「ああ、もう、青波よ
邪魔すんなって
大事なところなんでちゅよー」



ふざけた口調で
泣く青波の顔をのぞき込み


起き上がろうとした私を
いいって制して
先生は青波のオムツを替えた