【キミ愛 もうひとつのLove story】光のある場所へ―穗乃ちゃんside―




寝室のベッドの上。


私を見下ろす咲哉さん。


これから始まることはわかっていた。


初めてじゃないのに、咲哉さんに見つめられると"ドキドキ"して、凄く恥ずかしい。


咲哉さんが私の肌をそっと指でなぞり、ギュッと抱きしめ首筋に舌を這わした。


痛いくらい……張り裂けそうなくらい胸がドキドキして……。


咲哉さんは体中にキスの雨を降らす。


"ビクッ"と反応する体。


私の脚の間に咲哉さんが体を滑り込ませ、顔の横に持っていった私の手に咲哉さんが手を重ねて、指を絡ませてきた。


私の中に咲哉さんがゆっくりゆっくり入ってくる……。


経験は何度もある。


でも、セックスがこんなに気持ちいいものだと感じたのは初めてかも……。


全て繋がった時、私の体は弓のように仰け反った。


咲哉さんが動くたび、自然と声が出る。


お互いの激しい息遣いが混ざり合う。


咲哉さん……好き……好きだよ……。



「……好き……だよ……。愛してる……」



咲哉さんが、吐息混じりに私の耳元でそう囁いた。


繋がった心。


繋がった体。


アナタが愛しい……。


愛しくて……愛しくて……。


どうしようもないくらいアナタを愛してる――。