【キミ愛 もうひとつのLove story】光のある場所へ―穗乃ちゃんside―




咲哉さん……。


私はアナタが好き――。


好きで……好きで……どうしようもないくらい好き―――。


咲哉さんは私の体をそっと離した。



「咲哉さん……私……」


「穂乃ちゃんのこと……好きだよ……。初めてキミを見た時から……好きだった……」



咲哉……さん……。


私は目を見開く。


鼻の奥がツーンとして、私の目から再び涙がこぼれ落ちた。


今度は咲哉さんから私にキスをしてきた。


軽いキスから……深いキス……。


私の体を強く抱きしめて、角度を変えて何度も何度もキスをした。