「余計なこと?」
咲哉さんは私の言ってる意味がわからないといった感じで聞いてきた。
「咲哉さんが余計なことしなかったら……もう少しで……」
私はそう言って、咲哉さんの方をチラッと見た。
「ちょ…ちょっと待って?穂乃ちゃんの言ってる意味がわからない…」
慌てたようにそう言う咲哉さん。
「もう少しで、さっきの男から5万円取れるとこだったのに……」
「えっ?」
咲哉さんは目を見開いて私を見た。
「それって……」
「援交だよ」
私はそう言ってニッコリ微笑んだ。
ねぇ、咲哉さん?
軽蔑した?
私のこと嫌いになった?
私はこんな女なんだよ。
お下げ髪でメガネをかけて、世間ではお嬢様学校と言われてる学校に通ってて……。
でも裏では汚いことをしてるんだよ。



