【キミ愛 もうひとつのLove story】光のある場所へ―穗乃ちゃんside―




私は、公園のベンチに座っていた。


誰もいない公園。


街灯だけが虚しく光っている。


体中の水分がなくなってしまうんじゃないかと思うくらい、次から次へと涙があふれてくる。


えっ……。


スカートを握っていた手の甲に水滴が落ちてきた。


と、同時にポツポツと雨が降り出した。


雨がだんだん激しくなっていく。


最悪だ。


翔にはフラれて、雨に降られて……。


頭の先から爪先まで雨に濡れてビショビョ。


でも……雨が全てを流してくれるなら……。


この涙も傷ついた心も全て流してくれるなら、何時間でも雨に討たれてもいい。


そう思っていた――。


でも…………。