「最初から遊びだったんだ。お前みたいな女、本気で相手にするわけねぇじゃん。親父にでも相手にしてもらえば?俺が何も知らねぇと思ってんの?」



翔は鼻で笑いながらそう言った。


翔は私が援交してたこと知ってたんだ……。



「…………ゴメン……なさい……」


「はぁ?」


「ゴメンなさい……。もうしないから……だから……私を捨てないで?2番目でもいいから……。私には翔だけなの……」



翔と別れたら……私、生きていけないよ……。


翔と別れたら……居場所がなくなっちゃう……。



「お前さぁ……ウザいよ」



翔はそう言うと、隣にいた女の子に「ゴメンな。行こ?」と言って、私の横を通り過ぎて行った。