1時間の手話教室は楽しくて、あっという間に終わってしまった。
「お疲れ様でした~」
「ありがとうございました」
そう言いながら皆が次々と教室を後にして行く。
翔はもう来てるかな?
私は椅子から立ち上がり、鞄を持った。
教室を出ると、阿川さんが廊下にいた。
「お疲れ様でした」
私はそう言って、阿川さんの横を通った。
「あっ!お疲れ様……」
「さようなら」
私は、振り向いてそう言うと、靴を履き、外に出た。
外に出ると、見覚えのある車が止まってるのが見えた。
翔の車だ!
私は手を振りながら、車まで走って行き、助手席に乗った。



