【キミ愛 もうひとつのLove story】光のある場所へ―穗乃ちゃんside―




咲哉さんは車が止めれるところへ車を止めた。


携帯を出して電話をかける。



「何か用か?」


『お前さぁ……いきなり女の子が出るからビビったじゃねぇか!』



さっきの男性の声が漏れて聞こえてくる。



「運転中だったからな。すまんな……。彼女だけど?」


『はぁ?彼女!?お、おい!いつ出来たんだよ!』



さっきよりも更に大きな声が漏れて聞こえてくる。



「いつだっていいだろ!それより何の用?……ん……うん…………いや、構わねぇよ?……あぁ……いいよ……あぁ……」



咲哉さんは電話を切ると、携帯をコートのポケットに入れた。