【キミ愛 もうひとつのLove story】光のある場所へ―穗乃ちゃんside―




写真を見終わって、園長先生と咲哉さんは昔話をしてる。


そんな2人の会話を聞いてると、咲哉さんがどんな子供だったかわかるような気がした。


それから子供たちと少し遊んでから、お昼ご飯までご馳走になって施設を後にした。


♪~♪~♪~


咲哉さんの携帯の着信音が鳴った。


運転中で携帯には出れない。



「咲哉さん?携帯……」


「穂乃ちゃん、悪いけど……出てくれる?」


「えっ?私が?出て大丈夫?」


「うん」




咲哉さんはコートのポケットから携帯を出して、私に渡してきた。



「本当にいいの?」


「うん」



私は携帯を受け取った。