"変な人"




これが咲哉さんに対して、私が正直に感じたこと。




そして咲哉さんとの出会いだった――。




この時には、咲哉さんは私にとって、ただの手話教室で出会った仲間にしか思ってなかった。




でも、これから咲哉さんとの間で起こること。




咲哉さんと出会ったことで、私の運命が変わることになるなんて……。




この時は知る由もなかった――。