次の日――。


目が覚めると、隣で寝ていたはずの咲哉さんはいなかった。


もう起きちゃったのかな?


私は、ベッドの足元に綺麗に畳まれた下着とパジャマを着た。


枕元にプレゼントが置いてあるのが見えた。


何?これ……。


私はベッドの上に座り、プレゼントを手に取る。


まさか……咲哉さんが?



「咲哉さーん!」



私は寝室から大声を出して、咲哉さんを呼んだ。


寝室のドアが開いて、咲哉さんが入って来る。



「おはよう。穂乃ちゃん」



咲哉さんはそう言うと、私の隣に来た。



「あ、おはよう」


「あれ?それ、どうしたの?」



咲哉さんは私の手元にあるプレゼントを指差して、そう聞いてきた。



「あっ!そうそう!これね、起きたら枕元に置いてあったの!」



私がそう言うと、咲哉さんはクスッと笑い



「へぇ……」



と、言ってきた。


咲哉さん……目が泳いでるし……。