「咲哉さん?」


「ん?」


「私が寝るまで……ここにいて?」


「あぁ……いるよ……」



良かった……。


咲哉さんの言葉を聞いて安心した。


私は咲哉さんの腕の中で、ゆっくり目を閉じた。


咲哉さんの心地よい腕の中。


私は深い深い眠りについた――。