「淳!!」

次の日学校で朝からうるさい成田に捕まった

「なぁ~にー朝からぁー」

「おいっ、お前ガチで涼とつき合いだしたって?」

「あぁ~涼から聞いたの?嘘だよそんなの」

あたしは笑いながら言った

「…あ…そーなんだ…だよな」

「なによその哀愁漂う表情は…」

「…」

「どうしたの?」

「いや?それよりさぁー…」

成田は無理やりたわいない話を始めた

あたしはいつものように聞いてたんだけど、だけど、

「ねぇ」

横から声がした

成田とあたしが声がした方に振り向くと

涼がいた

あたしは目を見開いた

成田は目をキラキラさせていた

だって

なぜならっ