「何で今日の俺の扱いこんなに酷いの?」

げんなりとした俺がそんな言葉を言ったのは本当に酷かったから。雛は許すよ。百合は……絶対に許さん。鷹さんは……鷹さんは反則だろ! あんな化け物に勝てるだろうか? いや、勝てる訳がない。

「いつものことでしょ?」

「いや、今日は一段と酷いんだけど」

所は涼と鷹さんが居た店とは違う店。最新のトレンドを押さえつつも、落ち着いた服を提供してくれる。
ちなみに涼と鷹さんは別の店へ行った。

百合の暴走を抑えるのが大変だった……。

「んー……派手すぎかぁ」

雛が俺にあわせたのは蛍光色のTシャツ。……こんなのどこにあったの?

「うん、それは派手だねぇ……でさ、本当酷いんだけど」

「だからいつものことじゃない……雛ちゃん、蛍光色が目につくのは分かるけど、一輝の元に持ってこようとするのはやめなさい」