「は? 一輝の姉さん?」

イライラが募り、敬語ではなく、タメ口の鷹が見る先には、一輝たち。

内容はだいたいこんな感じ。

「良い? BLはね、確かにエロ本よ。物凄いエロ。それは認めるわ。でもねっ! BLは、あれよ。私にとって萌! つまりは救世主なのよっ! 今だってほら、だきあっ……抱き合っているわ! ちょ、うはwww萌えwwけしかr(もっとやれ!」

「興奮しすぎ! こえーよ!」

「百合さん、心の声まで洩れてるよ!」

見た目は清楚でお嬢様(つか本物のお嬢様)なのに百合が全くモテないのはこの性格せいだろう。絶対に。