「キスして良い?」

もう我慢できない……俺、眠くない……なんて言われたら誘われているとしか思えない。

「に"?!」

「駄目?」

蘭の髪を手で掻き上げ、蘭に問う。急に触られくすぐったかったのか、少しピクッとなる蘭がこの上なく誘う。

「い……良い……っ!」

蘭の返事が最後まで返ってくる前に蘭の唇を奪う。
嗚呼、久しぶりの蘭の感触……蘭の唇だけじゃ物足りなく、蘭の唇を割って舌も求める。

「ん……っ!」

蘭の息が上がる。だけど物足りない……。

「りょ……?!」

驚く蘭はそのままに、蘭のシャツを捲り上げ、露になったそれにキスを落とす。

「あ……っ!」