太陽の光にキラキラと光る海に、波が押したり引いたりする砂浜。あー夏だぁ。

「海ーっ!!」

涼に買ってもらった水着を着てはしゃぐ蘭と、

「海だぁ!」

白地に黒ドットのスカートの裾に黒いレースの付いたビキニを着てはしゃぐ雛。

「あんまはしゃぐと転ぶぞー」

はしゃぐ二人に注意を促す涼。痩せ過ぎた体を気にしてか上着を羽織っている。

「二人ともはしゃぎすぎ……」

この旅行唯一の女友達の雛から放置プレイを食らった紫織。雛のようなスカートではなく、ズボンタイプ(何て言うんだっけ…)のビキニを着ている。

「子供だなぁ……」

同じく彼女である雛から放置プレイを食らった一輝。
ほどよく焼けている肌がなんだか眩しい☆←

「あの二人が大人っぽくなる方が怖いと思うけど……?」

「……だよなぁ」

なんだかもう空気のような……ゲフンゲフン、部屋で何があったのかは知らないが若干げっそりしている玲。それに水

「……」

大翔が、本当ははしゃぎたいけど、蘭と一緒にはしゃいでしまうと馬鹿にされるので我慢している玲を見て、水ノ宮、お前もな、と心秘かに思っているのは内緒の話。