「じゃぁ、何?」

涼と玲が声を揃えて。

「こいつ宿題やってない」

「でもあと三ページだもん……」

「凡人にはその三ページがキツいんじゃないかぁ?」

「に"ぃ……」

涼は俺を見下しながら(いや、必然的にそうなるんだけど……)。

「最後の一ページはめっちゃ難しかったよなぁ?」

「ふぎっ?!」

「剣ヶ峰何語だ……」

「日本語!」

水にも言われたな……。

あと三ページだけだなんてたかをくくってたが、凉がむずいと言うなら絶対むずい。ヤバい終わらない……。

「凡人、面白い顔してるな……」

「百面相か?」

「やっぱえろ「ちがーうっ!」