「大丈夫?」

ひょこっと大翔に顔を覗かれる。

「え!? あ、はい?」

あまりにもいきなりすぎてビックリしたらしい玲は冷静に対応できなかった。

「?」

「いや……あのー……えーと……大丈夫です」

「……そ」

せっかく大翔に心配してもらえたのに普通に返事してしまった。もしかしたら大翔と話をできたかもしれなかったのに……。

もったいない事したな……。

涼だったら、ちゃんと話せてたのかな……?

「はぁ……」

玲は自分の腑甲斐なさに溜息を吐いて腕を組んで大翔達を眺めるようなかんじで壁にもたれかかった。

自分もあの中に入れたら良いのにな……自分で動かなきゃ何にもなんないけどさ……。