「んに゙?」

何の断りもなく蘭のもとにユウが返される。そして、返されたユウは寂しそうに大翔を見ている。

「俺のじゃない」

「いや、でもユウは先輩の方がお気に入りな「いいから……」

蘭の言葉をさえぎり、玲の方へと歩いていく。

「に゙ぃぃ……? 何でだろうね?」

ユウも「さぁ?」という顔をしている。

「やっぱり蘭って人間じゃな「に゙ぎゃー!? 人間だもんっ!!」

「猫と話せてるじゃないですか」

「にぐっ……話せてないですよー」

「でもなんとなく分かるんでしょう?」

「まぁ、なんとなーくは……」

「やっぱ、人間じゃない」

「ぬ゙ぁーっ!?」