「朱牡丹が来た! 蘭! 朱牡丹が来たよ!!」
原と一緒にね。
「マジ?! どこ!?」
袴の紐が上手く結べなくて苦戦してた蘭は涼が来たという言葉を聞いて袴の紐を持ったまま涼がいると思われる方向に振り向いた。つまりは真後ろだ。
「あれぇ?」
居ないし……。
「居ないじゃん……」
水の嘘つき……。
「蘭、おはよう」
「おはよーう」
なんか涼の声聞こえた気がするけど、居なかったし、水かと思って普通に返事した。
水の声、一気に低くなったなー……一瞬で声変わりしたのかなー……って、今の問題はこの紐だよ。
「ねぇ、水ぁーこれどうやって結ぶのー?」
返事がない。
「水?」
どうし……ましょ!?
「俺は水じゃないんだけどなぁ……」
原と一緒にね。
「マジ?! どこ!?」
袴の紐が上手く結べなくて苦戦してた蘭は涼が来たという言葉を聞いて袴の紐を持ったまま涼がいると思われる方向に振り向いた。つまりは真後ろだ。
「あれぇ?」
居ないし……。
「居ないじゃん……」
水の嘘つき……。
「蘭、おはよう」
「おはよーう」
なんか涼の声聞こえた気がするけど、居なかったし、水かと思って普通に返事した。
水の声、一気に低くなったなー……一瞬で声変わりしたのかなー……って、今の問題はこの紐だよ。
「ねぇ、水ぁーこれどうやって結ぶのー?」
返事がない。
「水?」
どうし……ましょ!?
「俺は水じゃないんだけどなぁ……」