その言葉を聞いた途端、涼の顔が一気に明るくなった。

「本当に!? こんなこと頼めんの蘭しかいなくてさぁ……」

「に゙っ!? あっ……あぁうん任せてよ!」

バカ! 俺のバカ! いくら涼の頼みとはいえ生徒会に俺が入るなんて愚の骨頂!! 涼が喜んでくれるのは嬉しいんだけどぉ……。

「あれっ涼、何の話してんの?」

「何の話しって、生徒会入ろうって話」

「えっ、生徒会入んの? 涼って学年首席合格だもんなー……どんまいどんまい」

あははっ! と軽く笑い飛ばす玲は俺にとって衝撃的な言葉を告げた。

「そんな可愛そうな涼のために俺も生徒会に入ってあげようかな」

「そうか、玲も入るのか」

ちょっと微笑む涼……なんか、俺の時より嬉しそう……?