座り込んで涙を流している日和の側に腰をおろした小椋さんは、自分の両足の間に日和を抱き寄せて、指先で涙を拭いながら
「で、俺の心に誰が住んでるんだ?」
低い声で聞いた。
日和の体を包んで、顔を日和の肩に落とす様子はあまりにも甘くて、普段会社で見るイメージと掛け離れすぎて…。
思わず目をそらしてしまった。
私の方が恥ずかしいよ…。
「…俺の心の中にいるのはお前だろ?
まぁ…お前の中に入るのは俺だけどな…くくっ」
「な…何を…あ…ちょっと…」
え…?
もしや…と思って視線を二人に戻すと。
やっぱり…。
深く熱く激しいキス…。
お互いを食べてしまうような濃厚な…。
抱き合って離れるなんてないように交わすキス。
他人のキスを見るなんて初めて…。
しばらく、私の存在なんて意識にない二人の様子にくぎ付けになってしまったけれど…。
このままだとキスだけじゃ済まないかも…。
私のほうが照れるよ…。
そっと鞄と昴から貰った合鍵を持って…部屋を出ようとした…。
「で、俺の心に誰が住んでるんだ?」
低い声で聞いた。
日和の体を包んで、顔を日和の肩に落とす様子はあまりにも甘くて、普段会社で見るイメージと掛け離れすぎて…。
思わず目をそらしてしまった。
私の方が恥ずかしいよ…。
「…俺の心の中にいるのはお前だろ?
まぁ…お前の中に入るのは俺だけどな…くくっ」
「な…何を…あ…ちょっと…」
え…?
もしや…と思って視線を二人に戻すと。
やっぱり…。
深く熱く激しいキス…。
お互いを食べてしまうような濃厚な…。
抱き合って離れるなんてないように交わすキス。
他人のキスを見るなんて初めて…。
しばらく、私の存在なんて意識にない二人の様子にくぎ付けになってしまったけれど…。
このままだとキスだけじゃ済まないかも…。
私のほうが照れるよ…。
そっと鞄と昴から貰った合鍵を持って…部屋を出ようとした…。

