「はぁっ?」
「これこれ」
近くに無造作に投げ捨てられたコンビニの袋を手にする芽実さんは、少し謙虚に…そして、かなりほくそ笑んで…。
ふふふっと声に出していた。
「…っ。それは…まぁ
ごまかしても仕方ない。
そうだよ。
今夜使おうと思ってたんだよっ」
やけくそでそう言いながら、芽実さんからその
買ってきたゴム入りの袋を取り返した。
女を連れてくることなんてないせいか、この部屋にゴムなんてほとんど置いてなくて。
夕べ使いきってしまった。
今晩も彩香を抱きながら過ごせると思って急いで帰って来た瞬間。
泣きそうな顔で玄関に立ち尽くす芽実さんの姿が飛び込んできた。
片手にしゃもじを持ったまま心細そうな目を俺に向けるその様子を見た途端に…何が起こったのか…すでに彩香はいないんだろうな、と理解した。
「これこれ」
近くに無造作に投げ捨てられたコンビニの袋を手にする芽実さんは、少し謙虚に…そして、かなりほくそ笑んで…。
ふふふっと声に出していた。
「…っ。それは…まぁ
ごまかしても仕方ない。
そうだよ。
今夜使おうと思ってたんだよっ」
やけくそでそう言いながら、芽実さんからその
買ってきたゴム入りの袋を取り返した。
女を連れてくることなんてないせいか、この部屋にゴムなんてほとんど置いてなくて。
夕べ使いきってしまった。
今晩も彩香を抱きながら過ごせると思って急いで帰って来た瞬間。
泣きそうな顔で玄関に立ち尽くす芽実さんの姿が飛び込んできた。
片手にしゃもじを持ったまま心細そうな目を俺に向けるその様子を見た途端に…何が起こったのか…すでに彩香はいないんだろうな、と理解した。

