「…夜景が綺麗だから?」
質問の根拠がわからなくて、何となくそう答える私の小さな声に、ふっと笑うと
「まあ…それもあるけどな。
一番の理由は誰からの視線も感じないって事」
「…視線?」
更に理解できないつぶやきに、私の言葉も続かなくて。
この部屋に連れて来られた時から抱えている居心地の悪さなんて忘れてしまうくらい、昴の次の言葉を待つ…。
「…俺って見た目いいだろ?
女にもよく声かけられるし誘われるし。
学生の頃からどこで何してても女が寄ってきた」
それはその通りで、華やかな女の子とのつきあいは周知の事実。
きっと男性なら誰もが憧れる状況だと思うけれど。
言葉とは逆に、突き放したように苦笑する昴にはそれを嬉しく受け入れてる感じはなく。
どこか諦めている…斜めから自分を見ているような…。
質問の根拠がわからなくて、何となくそう答える私の小さな声に、ふっと笑うと
「まあ…それもあるけどな。
一番の理由は誰からの視線も感じないって事」
「…視線?」
更に理解できないつぶやきに、私の言葉も続かなくて。
この部屋に連れて来られた時から抱えている居心地の悪さなんて忘れてしまうくらい、昴の次の言葉を待つ…。
「…俺って見た目いいだろ?
女にもよく声かけられるし誘われるし。
学生の頃からどこで何してても女が寄ってきた」
それはその通りで、華やかな女の子とのつきあいは周知の事実。
きっと男性なら誰もが憧れる状況だと思うけれど。
言葉とは逆に、突き放したように苦笑する昴にはそれを嬉しく受け入れてる感じはなく。
どこか諦めている…斜めから自分を見ているような…。

