「普通…夏休みに行くものだよ?」

「関っ係っねぇよ!!!」

「分かった、」

「本当か?」

「ただし、条件がある」

「うわっ……あんた条件とか好きだねぇ……まぁいいや、で?」

「合宿が終わって帰ってきたときの2日後に期末テストがある、それで全員赤点以上とれるというのならばいいだろう、」

「ムリ」

「へ?」

「だって――」

「だって?」

「うちの部員―」

「うちの部員?」





「バカしかいねぇもん」

「……………そう…ならもういいよ……いってらっしゃい、」

「うぉ、サンキュー、お礼と言っちゃあ何だが………………御幌先生の喘ぎ声を録音した――」

「だぁぁぁぁあ!何ですかそれわぁぁあ!」

「テープをあげ……って御幌先生!!!いつから?」

「いまたまたま通りかかったんです!!」






――――

「とまあ、こんな感じで合宿決行です、」

「流石、あんたならできると思ってたぜ!!!!!」

「………いつから?」

「うぉぉ!秋山いつからそこに…………」

「………いま、それより…いつから?」

「明後日の早朝四時に大森公園に集合な?」

秋山はコクリと、頷いた