刹那。ビュッと空を切る音と共に山田の目の前にナイフのようなものが飛んできた。
「間に合わない……しかたない……颶y邇35NJA千G!!(狂暴な狼を羊が喰らう)」
パリンと、ナイフが割れる
山田はそっと目を開けるが、目の前の状況を理解できない
「…………」
「ちっ、…ってアレぇ?おかシイなァ、どうしテてめェが山田をまもってンのカナァ?」
「貴方が知る権利はない」
「ハァ?ソんな話じゃねェヨ」
「もう一度い…」ビュッとナイフが飛ぶ、何故かナイフが山田の周りをクルリと回りナイフの持ち主の所へ帰っていく、山田と共に
「な、なんか巻き付いてんですけど」
「はぁ?挫まぁねぇな」