「はい!はい!ガトーショコラがいい!」 「やっぱチョコ系かよ…です。了解しやしたー。30分で作ってくるっス。」 いろいろとツッコミがある敬語で一縷は言った。 何故か、一縷はまともに敬語を喋らない。もしかすると、喋れないのかもしれないが。 「姫乃様。蘭崎様がお見えになりましたよ。」 校舎の玄関から蔵の声がした。 相変わらず、いい声である。 「わかった。この部屋にお連れして。」 姫乃は言った。その表情はえらく真剣であった。 ======================