「遥くんも朝から大変だね。ピヨちゃんぐらいじゃない?」 「一縷くんよりはマシだと思ってるよ。僕はまだあそこまで忙しくないはず。」 「朝5時前起床でお母さんの仕事の準備して、朝ご飯とお弁当作って、洗濯ほして…。あと何あったっけ?」 「まだあったっけ?」 「たしか、まだまだ。」 睦月と陰森は楽しそうに話して校舎に入って行った。 「……チッ。また陰森をとられたか。」 ある意味では羨ましい、ともとれる台詞を残して蘭崎は教室に行った。 ======================