「本当に好きなら普通彼女呼び出したりしねーだろ」

本当に!!本当にそうだよ!全く迷惑

「だって。夢兎が私の事見てくれないから」

真白さんは涙を流し一生懸命喋っている


「だったら俺に言いに来ればいーじゃん。好きだって」

「でも、言っても私の事見てくれなかったでじょ?」


「んーまーね。」

あー最低だ。残酷だなこいつ


「酷いよ」

「だからお前みたいなすっぴんで勝負できないような奴嫌いなの」


確かに化粧濃い…。

「…。もういい!」

そういって、真白さんその他もろもろは去って行った

「本当にめんどくさい奴」

「夢兎。離れてよ」

夢兎は相変わらず私の首に腕を巻いたまま。

「えぇいいじゃん!」

と、唇を尖んがらせている。

まっ今日は助けてもらったし、いっか。

「あと少しだけだかんね。」
そういうと夢兎は、ギュッと正面から抱きしめた。

「なっなに?」

「可愛すぎる。」

突然心臓が激しく音を立てる。

「なーたんかえろっか?」

「あっうん。」

「なーたん顔赤いよ?」

嘘っ!嫌だ最悪!!なんでなんで?


「きっきのせいだよ!かえろ!」

と、夢兎の手を引っ張り帰宅した