悪魔な天使


なにいってんのって…。

「楠さん、今日私のところに来たよ。」

「えっ?」

「私翔君の事好きなのって。二人の事も噂になってるし、隠す事ないじゃん。」

本当に隠す事ないじゃんよっ。そんなに、私には教えたくないの?


「俺、楠と付き合ってないけど。」

この期に及んで、嘘までつくの

「嘘つかないでよ!!」

「ついてねーよ!!いつ俺が楠の事好きなんて言ったんだよ!!」

確かに言ってないけど。
でも、噂になる時点でおかしいじゃん。


「噂になる時点でいちゃいちゃしてるって事じゃん!」

「ただの噂だろっ?お前は本人と何も知らないで言ってる奴と、どっち信じんだよ」

わかんない。
翔を信じたいけど。

今はなんでか、信じらんない。

「わかんない。どっちが本当か。」


「はぁ。マジ苛々する!!」


翔が声を荒げる。

「それはこっちの台詞だよっ!!翔はいっつも意味がわかんないの!」


「はぁ?意味わかんないのは直だよっ!いきなり怒るし。」

怒らせてんのはあんただよなんて思う。


「本当嫌い。もういやだよ。翔ぅぅ。」

感情的になりすぎて泣いちゃう私の癖。

最近泣いてばっかり。