知ってるって…

「ナルシスト」

「は?だって事実じゃん」

あーぁ
反論した私が馬鹿だった

「はいはい」

「直可愛い」

…///。

「顔赤」

「うっさい!」

「声でかいよ」

そういわれてバッと口を押さえた


「いまさら遅いつかもう時間」

時間?なんの?

私の頭は、はてなでいっぱい

「いいから。」

と、手を引っ張られた

ながーい階段を降りて、
大きな扉の前に止まる


「俺が入って1分したら入ってこい」

はっ?


「1分って。わかんないよ」

はいといって手にストップウォッチを渡される

じゃあな
といって爽は扉の向こうに消えた

「あっ」
急いでタイマーを開始させる


…57、58、59、


−60。

−ガシャ


扉を開けるとそこにはカメラを持った沢山の人

「えっ?」
オドオドしていると、真横に爽が来て、


「婚約者の矢吹直です」


…??

「はぁ?」

「どうしたの直さん。具合でも悪いの??」

今までにないくらい爽が優しい。

きっ気持ち悪い…。