「…は?あーこれ?」

そう言われ、あたしは眼鏡を渡された。
あたしは慌てて眼鏡をかけた。

「あ、ありがと……」

するとそこには、
一人の男子生徒が居た。
男子生徒はあたしを轢いたのにも関わらず、
冷静なままで、平気な顔をしていた。

…てゆーか…誰……?

「足…大丈夫?」
「へ……?あ、大丈夫っ」

あたしは立ちあがろうとした…
しかし。

「痛っっ」

足にものすごい激痛が走った。
痛くて、これじゃあ立ちようがない…


「そんなに痛い?」
「痛いってば!!」

何でこんなに他人事なの?この人!
てかどうしてくれんの!!?
これじゃ、学校行けないじゃん…。