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キーンコーンカーンコーン…





「終わったぁ~!!」





春君は立ち上がり、腕をぐ~っと伸ばした






「ごはんだ~!!」




あたしも、同じように腕を伸ばした






「夏希は食べ物のことしか考えてないもんね~」



「そんなことないよっ!」






春君は、意地悪そうに笑って友達と一緒に教室を出て行った






「なつき~! ご飯食べにいこ?」



「うん!」





あたしは、のんに呼ばれてカバンの底から、こーちゃんに作ってもらった弁当を取り出した






「今日も屋上に行く?」



「うん」









教室を出るとき



「達也く~ん、あたしらぁとご飯食べよ!」


「達也君! 中庭気持ちいいよ? 行こうよ~!!」





と、女子の声が聞こえた