「楓さんが気になるんですか?」 あたしのグラスにアイスをいれながら聞いてきた。 「まさか。 ってかタメ口でいいよ。 みんなあたしにタメ口だしさ。」 「じゃあタメ口で。 楓さんを見てる鈴ちゃんの目何か悲しそうだったけどな。」 歩はあたしのグラスをあたしの前においた。 まさか。 あたしは楓を好きなんじゃない。 暇潰しにつかってんだよ。 信じたくなかった。 でも何でこんなに 胸が痛いんだろう。 何で目頭が熱いんだろう。 「鈴ちゃん?」