「あれグルグルしてるし高いよ。」 「じゃああたしだけ乗る。」 あたしは1人でジェットコースターの乗り場まで歩いた。 「嘘だよ! っつか俺も乗りたい。」 楓はそう言いあたしの手を握った。 楓? 手が震えてるし顔ひきつってて上手く笑えてないよ。 絶叫系怖いのにあたしに付き合ってくれてありがとう。 ジェットコースターを並んでたら前にいたキャバ嬢風の女の子と目が合った。 その女の子はあたしを見てから楓を見た。 「楓?」 あたしは思わず楓の手を離した。 女の子はそれをバッチシ見ていた。