「じゃあ赤外線ね。 ついてる?」 「うん。」 「送るね。」 あたしとそいつは赤外線した。 こいつは木村楓って言うらしい。 「送って。」 「うん。」 あたしのも送る。 「じゃあメールするね。」 楓はタクシーを拾い帰って行った。 これがあたしと楓の出逢いだ。