「学校行きたいなぁ。」 焼き肉を食べながらあたしはポロッと本音を溢した。 「鈴、学校行ってたら高3だもんねぇ~。」 楓は焼き肉を食べるのに夢中なのかあたしの顔を見ない。 あたしはそんな楓にムカつき、歩の足をヒールで踏んだ。 楓は何で踏まれたのか分からず顔を歪めながら首を傾げている。 やっぱ楓かわいいな。 あたしはそう思い焼き肉を口に運んだ。 「お腹いっぱい!」 「俺も!」 ご飯食べ終わり叙々苑をでた。 さっきより寒い。 楓はあたしにピタッとくっついてきた。