「す、昴君!!」


「静かにしてれば絶対出てくると思った。」


静かに笑顔を向ける昴君の顔を見てたら


また涙が溢れてきてしまった


「萌音??」


「ご、めん、なさい…本当に帰っちゃったかと思った…」


「何言ってんだよ、萌音を置いて帰るわけないだろ?」


「うん、良かった…」


そぉ言って抱き抱えられたまま


昴君の首にしがみついた


「ワタシね……」


「うん??」


「昴君が大好きなの…好きで好きでしかたないの…だけど自分のいい所なんか分からなくて

アサミさんや他の人達にいつか昴君の気持ちが向いてしまうかもって不安になるの。
だってアサミさんの言ってる事全部当たってるから…」


恋をする前は付き合えばゴールだと思ってた


だけどそんなの間違いで


本当のスタートは恋人になってからだって知った



「萌音……」



こんなワタシを知ったら嫌いになりますか



昴君はワタシを抱いてそのままベットに向かうと


そっと腰を降ろして


自分の膝の上にワタシを乗せた


そして


おもむろにポケットからピンクの箱を取り出して


中からハートとクロスのがついてるネックレスを出して


ワタシの首かけた