「萌音着いたよ…」


昴君の声と共に電車から降りると


そこは



最近出来たばかりでテレビでも連日放送されている


アトラクションテーマパークだった




「ねぇ、ここなんで!!」


「なんでって??」


「だってドリームランドは連日満員で今は入場制限があるって…それに、、、」



ドリームランドは海を埋め立てて一つの島が浮かび上がってる形で


その中にアトラクションパークやホテル
アウトレットやレストランと全部が収容されてるんだよ


出来たばっかりだからチケットだって入手困難なはずなのに



「実は…俺の親父の会社が建てたんだよここ。」


「えっ!!!」


確かに昴君のお父さんは大企業の重役さんだけど


「だから親父に頼み込んだんだよ。でも安心してチケット取ってもらっただけだから。」


「でも、高かったんじゃない?」



泊まりもってなると…


「平気だって!!初めてのX'masなんだからさ。大切にしたいじゃん♪」



気にしてるワタシの頭を優しく撫でてくれる