「秋チャンいる?」 「お、雫か。」 「眠いから早退していい?」 「眠いからって早退は駄目だろ。…ってかお前顔色悪いぞ。」 そう…なのか? 「おっ、と。」 バランスを崩したあたし。 「お前帰るまでが危ないんじゃね?」 「ん…。」 「車で送ってやるからここで寝てろ。」 「あぁ。」 お言葉に甘えて寝かせてもらった。 秋チャン優しかったな…。 見返り来るのかな…。 「…………」 秋チャンの事だからありそう。 しかし今日は恐怖よりも眠気が勝っていた。