「ひぇ~真っ暗だな。」

「そりゃそうだろ。」



もう冬間近。



めっきり寒くなった。



「凌今日はすまねぇな。」

「あぁ。全くもって。」

「アジト寄るか?何か腹減った。」

「良いのかよ?」

「いいんじゃね?」



別に敵対している族の総長入れても。



だって何もねぇし。



つーかあたしの日用品とかが多いし。



渋々な感じだけど凌はついて来た。



「……何もねぇな。」

「だろ?」



アジトの中は誰もいなかった。



さすがにみんな疲れて家に帰ったか。



勉強疲れだな。