そして… 「あと10秒…。9…8…」 カウントダウンを始める智宏に、私も声を重ねる。 こんな風にクリスマスを迎えるのも楽しいなぁ…。 「7……6……」 笑顔になりながらカウントダウンをしていると… 「花音……」 時計に視線を落としていた私を智宏が呼ぶ。 その声に、顔を上げると… 智宏の顔が、ゆっくり近付いてきて… イブからクリスマスへと日付が変わったことを告げる聖夜の鐘がどこからか聞こえてきた瞬間…… 私たちは唇を重ね合っていた。