起きたら夜の8時だった。

「私、寝ちゃったのか」

じゃあ、きっと全部夢だったんだ!
そうだ、全部夢だ!!


―コンコン

「はぁ~い」

「綾萌ちゃん?起きたの?」

あ!お母さんだ。

「うん、入っていいよ」

―ガチャ

ドアが開き、お母さんが心配そうな
表情で私を見つめてきた。


「今日、大丈夫だったの?」

「え?何が、普通にいつも通りだよ?」

「何がっ!って、学校から連絡があったのよ~、
綾萌が集団を注意して問題起こしたって!!」