「円周率とか・・。 やっぱ、頭かたすぎだろ・・」 「え・・?」 カーテン越しに見える見覚えのある影。 低くて少しかすれた聞き覚えのある声。 そして・・ 「篠崎、俺と付き合え!!」 何度も聞かされた言葉。 何度も見た俺様態度。 ―バッッ 私はカーテンを開けた。 そこには、愛しい彼の姿が。