出会いは入学式。 「―次は新入生代表の言葉。 1年6組、篠崎綾萌さんお願いします。」 大丈夫。大丈夫。 落ち着いて深呼吸。 私は体育館の舞台の真ん中へと 向かっていく。 その時。 「―あははははっっ!!」 体育館中に大きく響き渡る声が聞こえた。 「!?」 「やべぇな、ソレ!!!」 「・・・ぅ、るさぃ・・・」 「ありえねぇーしっ!!」 ―ブチ 私の中で何かが切れ、私は校長のマイクを奪って叫んだ。