『あいたっ! 女の子にデコピンとは何事だぁ!』 オデコを押さえて夏木君をキッと睨むと、ジロリとあたしを見下ろしてペロッと下を出した。 「アホな顔してるからだろ、バーカ。」 『照れ隠しの癖にかっこつけんなー!』 あたしも負けずに思い切り舌を出して対抗すると、夏木君はあたしの頬をグイッと引っ張った。 「誰が照れたって? あ゛? この口縫ってやろーか?」 『いやぁぁぁ! やめろー夏木怜ー! 放せぇ~! この俺様め~!』 「コノヤロー…」