ペチッと音を立ててオデコを叩かれた。


「アホ面してねぇで帰るぞ。」


『はっ!
ねぇ、夏木君今のもう一回言って!!』


「やだね。」


『ねーぇ!!』


「うるせーから置いてこ。」


笑いながら走りだす夏木君を慌てて追いかける。


『あっ!
ひどい!ちょっと待ってよー!!』


「あはははっ不細工!」


『ちょっと~っ!!』



―――――――――…