聞き慣れた声と聞き慣れない言葉が同時に聞こえて一瞬固まった。 声のした方を見ると、綺麗な顔があたしを真っ直ぐ見つめていた。 ドキドキと高鳴る胸が、今夏木君の発した言葉を現す。 『え……』 ポカン…と口を開けていると、夏木君があたしの腕を引っ張った。 「お前いい加減こいつで遊ぶのやめろ。 マジでムカつく。」 梶谷君にそう言うと、グイグイあたしを引っ張って教室から出て行った。 あたし達を見送る二人は、ニヤリと笑っていた。