『…うん、分かってるよ。』 穏やかに笑った梶谷君は、初めての軽い印象を打ち砕く程優しい顔だった。 次の日――――… 『かおる。梶谷君ね、あたしの事好きじゃなかった。 ただ夏木君の事気に入らなかったから嫌がらせだって。』 かおるは目を丸くして、はぁ?と顔を歪めた。 「くっだらない。 あいつ、結構ガキなんだ…。 そんなの夏木怜もいい迷惑よねぇ。」 『うん、それがね。 夏木君はまだその事知らないの。 梶谷君がまだ秘密って言うから…。』